

蘇莫者(そまくしゃ)
●場所 秋篠音楽堂
●料金 前売 3,500円 当日 4,000円(全自由席)
●料金 南都楽所
●内容 管絃舞楽の萬歳楽
南都楽所 笠置楽頭の講演
蘇莫者
胡徳楽
●主催 秋篠音楽堂運営協議会
●共催 NPO法人 奈良芸能文化協会
●協力 春日大社、近畿文化会 ほか
《 春日舞楽について 》
○雅楽とは
1400〜1000年前にかけて、遣隋使や遣唐使によってアジア大陸の各地から伝えられた音楽・舞踊の総称が雅楽である。
今から1256年前の東大寺大仏開眼供養会(天平勝宝4年=752年=4月9日)では総勢300名に及ぶたいへん盛大な舞楽奉納が行われたと記録にある。
平安時代には、宮廷では儀式のほかに知識人の教養としても盛んに行われていた。
○奈良の雅楽
奈良時代より春日大社や南都の大寺の祭礼や法会に専属の楽団として奉仕し続け、平安後期(西暦1000年頃)になると京の都の南に位置することから南都楽所(なんとがくそ)と称して組織だてられ、現在は社団法人南都楽所(なんとがくそ)により伝統行事への奉仕のみならず小中学校での授業に講演・演奏するなど先人の偉業を広く伝えている。
その活動中最も重要なものは、大和の年中行事の最後を飾る『春日若宮おん祭』での奉仕で、この祭礼は日本の伝承芸能の宝庫ともいうべき性格をもつものであり、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
○雅楽と舞楽
雅楽は、その演奏形態により大きく二分することができる。
西洋のオーケストラに当たり音楽だけを演奏するのを『管絃』または狭義の『雅楽』という。また、舞のあるものを『舞楽(ぶがく)』といい、その伝来や特徴から「左舞(さまい)」と「右舞(うまい)」に分けられる。(別図参照)

○当日の曲目
萬歳楽 (まんざいらく)=左舞
鳳凰が萬歳と唱えるのを舞に表わしたものといわれている。
慶賀の際には必ず舞われる品位の高い曲である。
舞楽は通常「楽琵琶」や「楽筝」などの絃楽器は用いないが、これらの楽器を加えて「管絃舞楽」の形で行う。
絃楽器が加わることによって華やかな雰囲気が一層高まる。
蘇莫者 (そまくしゃ)=左舞
聖徳太子が最も好まれた曲で、太子が馬上で笛を吹かれると山の神が感に堪えず現われ出で、笛に合せて喜び舞ったのを舞にしたといわれる。御笛役は太子を表わしており、舞台の左傍で笛を奏する。
胡徳楽 (ことくらく)=右舞
客人となる舞人4人、主人役と酒を注ぐ役が、パントマイムで酒盛りの様子を演ずる。
客人4人は酒に酔って赤い顔をした長い鼻の動く面(それぞれ笑い上戸、泣き上戸、怒り上戸という表情)をつけるが1人だけは酒が飲み足らないのか、鼻が動かない。
主人役は酒をすすめ、酒を注ぐ役ははじめのうち主人や客人の隙を見てそっと飲むが、そのうち大胆にしたたかに飲み、最後には舞う足も定まらず、千鳥足で退場する。 舞楽の中では珍しく愉快な曲である。
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