ケマル・ゲキチ 公開レッスン
受講生募集
6月22日(日) 13:00~18:00( 予定)
● 詳細 ●
ベートーヴェン
ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」
ショパン
ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」
シューマン
交響的練習曲 Op.13
ラヴェル
夜のギャスパール
※曲目は都合により変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
ケマル・ゲキチ
Kemal Gekic
1985年第11回ショパン国際ピアノコンクール ─そのあまりにも強烈な演奏に審査が分かれゲキチはファイナリストに選ばれず、これ
に抗議した審査員が次々に審査を辞退するという前代未聞の事件が勃発。会場の聴衆からも圧倒的な支持を得たゲキチは、 このセンセーショナルにより一躍世界に名を馳せた。翌年、これも前代未聞、聴衆の強い要望により〈幻の最終予選〉としてワルシャワ・フィルの定期シリーズに招かれ、コンクール本選と同会場、 同オーケストラでゲキチは演奏を披露。ショパンのピアノ協奏曲第1番に続きアンコールはピアノ・ソナタ第3番全楽章、その圧倒的なピアムに聴衆は驚嘆し、今や伝説として語られる世紀のコンサートった。
1962年クロアチア生まれ。82年ユーゴスラヴィアのノヴィサッド音において史上最高得点でディプロマを取得、直ちにピアノ科の教員に採用される。’81年リスト国際ピアノコンクール第2位。’85年ショパン国際ピアノコンクールでの演奏に対し、ハノーヴァーのショパン・ソサエティから、最優秀ソナタ特別賞を授与され、その録音はドイツでその年だけで6万枚、日本で8万枚を売り上げた。 その後ヨーロッパ10カ国、日本、カナダ、ロシア、中東でツアー。彼の演奏とその半生を綴ったドキュメント番組はイタリア国営放送、NHK、CBC等10カ国で放映され、大きな反響を呼んだ。’90年代、ゲキチは突然演奏活動から身を引き、より高いレヴェルへの到達を目指し集中的に練習に没頭する。この充電期間の成果の一つがリストの「超絶技巧練習曲全曲集」(ビクター)であり、このCDでゲキチはリストの第一人者として不動の地位を確立。続く「ロッシーニ=リストのトランスクリプション集」(ナクソス)では、Penguin Guide to Musicから「ロゼッタ賞」を授与される。近年もゲキチの演奏活動は更に広がり、世界中の熱狂的な聴衆の支持を受け続けている。現在、フロリダ国際大学教授。武蔵野音楽大学客員教授。
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