森谷真理(ソプラノ)Mari Moriya, Soprano
今最も注目を集めるソプラノの1人。武蔵野音楽大学、同大学院卒業後、ニューヨークのマネス音楽院修了。世界各地のコンクールにて優勝、受賞。欧米ではメトロポリタン歌劇場にて2006年に《魔笛》夜の女王で大成功を収めたのをはじめ、リンツ州立劇場の専属歌手を務め、ウィーン・フォルクスオーパーなど多数の歌劇場で活躍。国内では、兵庫県立芸術文化センター《夏の夜の夢》、日生劇場《ランメルモールのルチア》、二期会《蝶々夫人》《サロメ》《ルル》表題役、新国立劇場《カルメン》《ばらの騎士》《蝶々夫人》《ジュリオ・チェーザレ》等で絶賛を博す。びわ湖ホールプロデュースオペラ《リゴレット》《魔笛》《ラインの黄金》《ワルキューレ》《神々の黄昏》《ローエングリン》《ニュルンベルクのマイスタ
ージンガー》《フィガロの結婚》《こうもり》《ばらの騎士》に連続出演し、高度な歌唱と深い音楽性、迫真の演技で聴衆を魅了した。2022年にはザクセン州立歌劇場で《蝶々夫人》を主演し注目を集めた。2024/25シーズンはドイツのズールとライプツィヒでMDR交響楽団とフィリップ・グラス「The Voyage」等を共演予定。山形交響楽団「トスカ」、びわ湖ホール「死の都」に主演する他、愛知室内オーケストラの定期では「コジ・ファン・トゥッテ」等に出演。
コンサートレパートリーもバロックから近現代曲と幅広く、近年ではプーランク《人間の声》が新聞各紙で高評され、ベルク『ヴォツェックより3つの断章』、R.シュトラウス『4つの最後の歌』でも絶賛された。
2019年には「天皇陛下御即位を祝う国民祭典」にて国歌独唱を務めた。
名古屋音楽大学准教授、東京藝術大学講師、洗足学園音楽大学講師。
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